施術に使用する機器の安全性の確保

年間約600件のエステティックによる健康被害のうち約3分の１（平成29年度国民生活センター189件）が機器によるものと推定されています。平成27年度～平成29年度厚生労働科学研究では、エステティックで使用されている、美容ライト脱毛機器、ヒートマット機器、RF機器、超音波機器について安全性を検討しました。その結果、通常の使用方法では安全に施術できることがわかりました。しかし、間違った使い方をしたり、お客様の要望で出力を上げすぎたりすると健康被害が起こる可能性が高いと思われました。また、お客様のコンディション（疲労感が強い、病み上がりなど）により通常の使用方法で施術を行っても健康被害が起こることがありますので、施術前聞き取り調査の重要性を指導していく必要があると改めて考えています。以上を踏まえて機器導入時の指導要領を作成しました。 さらにエステティックで使用される機器には、医療機器のような規制がありませんので機器を購入するときには、次の注意事項を踏まえ、安全な施術を目指しましょう。